青年&大人が読んで面白い漫画11選!
「主人公が仲間を増やして強くなり、最終的には絶対に勝つ少年バトル漫画はちょっと飽きてきたな・・・」

▽僕の漫画経歴
- ジャンプ・サンデー・マガジンの漫画はほとんど読んできた
- 日常系やセカイ系、ダーク系も好き
- 新しい雰囲気の漫画で驚きと新鮮味がほしい
一つでも共感してくれた人なら、きっとピッタリの漫画があるはずです。
青年&大人におすすめの漫画11選!
1.『日常』
女子高校生による日常系ギャグ漫画の金字塔。
『男子高校生の日常』『銀魂』『あそびあそばせ』『坂本ですが?』『聖☆おにいさん』『斉木楠雄の災難』などのギャグ漫画を読んできましたが、個人的には『日常』の笑いが一番好きです。
アニメも傑作ですが、漫画には一応ラストもあり、ストーリーとしても楽しるところも魅力。
好きな回は何度でも笑えるくらい面白いので、日常系のゆるいギャグ漫画が好きな人におすすめです。
2.『よつばと!』
主人公の少女・よつばの天真爛漫な素直さが面白い日常系漫画。
ほっこりした内容ですが、海外から連れてきた養子?というまだ明かされていない設定があり、ただの日常系には出せないシリアスさと切なさも魅力です。
かなり長い連載ということもあって、どんどん画力が上がり、そのたびに可愛くなっていく服装や表情なども楽しめます。
読むと日頃のトゲが抜けていって幸せな気分になれるので、とにかく漫画で癒されたい人にはピッタリの作品。
3.『おやすみプンプン』
『おやすみプンプン』はサブカル的雰囲気満載で、ちょっぴりダークな世界観の漫画。大人というよりは、青年におすすめの作品です。
物語は主人公・プンプンが少年時代に受けた心の傷や、忘れられない素敵な初恋から始まり、彼が大学生になるまでのストーリー。
誰しも経験する少年時代のノスタルジーが丁寧に描かれるので、その後に続くダークな物語にそのまま引き込まれてしまいます。
明るい漫画が好きな人は苦手かもしれませんが、私小説が好きな人や暗い雰囲気がOKな人にはぜひぜひの漫画です。
4.『ばらかもん』
挫折を経験した天才書道家が、自分を見つめ直すために地方の島(長崎県五島列島)へ行くも、都会との生活の違いに悪戦苦闘する日常系コメディ。
地元の子どもに仕事を邪魔をされる島暮らしのスローライフと、プロ書道としての成長を描くシリアスな場面のギャップが魅力です。
書道家という珍しい職業もこの作品の個性を高めていて、『ちはやふる』や『バクマン。』のように、これまでよく知らなかった世界を知る面白さも味わえます。
高校生はもちろん、社会を生きる大人が読んでも楽しめる「社会×日常系」漫画です。
6.『最終兵器彼女』
高校生の彼女が少しずつ最終兵器になっていくという、ぶっ飛んだ設定のロボット系漫画。
『ぼくらの』や『ガンダムシリーズ』、『新世紀エヴァンゲリオン』よりも青春と恋愛に重きが置かれており、ちせというドジな少女が大人へと成長していく過程を、戦争という過酷な背景とともに描きます。
かなり壮大な結末で、ストーリーの面白さはもちろん、彼氏であるシュウジの葛藤や青春の切なさも『最終兵器彼女』の魅力です。
大人が読んでも面白いですが、どちらかといえば青年向けの漫画。高校生のあなたにおすすめしたい作品です。
7.『弥次喜多 in DEEP』
少年漫画の世界観から抜け出したい!という人に絶対おすすめしたいのが、『弥次喜多 in DEEP』です。
主人公の弥次さんと喜多さんがお伊勢参りするというシンプルなストーリーを、怪奇とグロテスクと不条理でカオスに描いた作品。
物語批判という観点から文学性も兼ね備えている、まさに大人向けの漫画。個人的には好きな漫画ベスト3に入ります。
画が独特ですが、読んでみるとその内容に引き摺り込まれます人も多く、普通の漫画では満足しなくなった人におすすめです。
8.『ねじ式』
『ねじ式』は、ガロ系でも有名な作家・つげ義春の短編作品。
叙情的で文学的な要素が強めですが、『弥次喜多 in DEEP』のような怪奇性は少なく、リアリズム寄りの作風が特徴です。
代表作でもある『ねじ式』は不条理小説を思わせる雰囲気で、一風変わった漫画を読みたい人におすすめ。
小学館文庫の『ねじ式』には14篇の漫画が収められており、伝説的な漫画家であるつげ義春の作品を読みたい人にも打ってつけです。
9.『ゴールデンカムイ』
明治末期の北海道を舞台に、金塊を探すバトル漫画。
日本とロシア両国に挟まれたアイヌ民族の歴史を、金塊バトルというオブラートに包んで描いているため、バトルは表現の手法として使われているだけ。
そのため、敵や味方という概念がほとんどなく、「利用できるかできないか」「利益になるかならないか」でチームを組んでおり、この点は数ある少年マンガと一線を画しています。
歴史ものでは『信長協奏曲』や『キングダム』も面白いですが、歴史・ギャグ・グルメのバランスが良い『ゴールデンカムイ』は、大人にこそおすすめの作品です。
10.『宇宙兄弟』
宇宙飛行士になりたいという夢を叶え、宇宙で活躍する兄弟を描いた物語。
作品全体のポップな雰囲気は、「自由だけどリテラシーは高い宇宙飛行士」という絶妙なバランスを保つことに一役買っています。
登場人物たちの好きなものに対する情熱や、夢を追い問題を乗り越えていく前向きなパワフルさは、読んでいてこっちまで熱くなるものがあります。
主人公の南波六太は初登場時に31歳なので、会話や考え方は大人そのもの。大人の主人公が登場する漫画を読みたい人は、断然『宇宙兄弟』がおすすめです。
5.『ひらやすみ』
29歳のフリーターを主人公に、ゆるい世界観とアナログな阿佐ヶ谷を描いた日常系漫画。
最旬漫画家・真造圭伍さんの最新シリーズで、『トーキョーエイリアン』や『ノラと雑草』などにあった尖った設定が無いぶん、キャラクターの魅力が存分に引き出されています。
羽海野チカさんのほのぼのした雰囲気を抽出し、浅野いにおさんのモラトリアムを足したような、とても落ち着いた日常系漫画。
2022年のマンガ大賞も3位という好成績で、最新の日常系では特におすすめの漫画です。
11.『海が走るエンドロール』
夫を亡くした65歳の女性が、一から映画監督になる夢を追う物語。
大枠自体はよくあるストーリーですが、主人公が65歳というだけで、全ての出来事の意味が変わってくるところが面白い作品です。
高齢の女性が主人公の漫画は初めてだったので、設定を知ったときは衝撃を受けましたが、人生に年齢なんて関係ないことが読んでいるうちによく分かります。
青年はもちろん、人生の酸いも甘いも知り、歳を重ねた大人の人にもおすすめしたい漫画です。
以上、青年&大人におすすめの漫画13選でした。
個人的な好みもありますが、なんとなく共感してくれる人ならピッタリな漫画があると思います。
ここで紹介した漫画を参考に、楽しい漫画ライフを送ってもらえると嬉しいです。