心理学のおすすめ本を紹介!
心理学には、大きく分けて基礎心理学と応用心理学があります。
基礎心理学では心の法則を研究し、応用心理学では基礎心理学で得られた知見をもとに、具体的な問題の解決を図ります。
この記事では、基礎心理学を学術的に学びたい大学生から、ビジネスに応用したい社会人の方に向けて、おすすめの心理学本を9冊紹介します。
- 心理学を学問的に学びたい!
- 人の心や感情を読んで、コミュニケーションに役立てたい!
- 心理学を応用してビジネスに活かしたい!
- 心理学のテクニックを使って、自分や相手のことをもっとよく知りたい
このような人はぜひ参考にしてみてください。
まずは学問的な本から紹介していきます。
心理学のおすすめ本10選!
学術系の心理学本
1.『図解 心理学用語大全』
心理学者の一覧から心理学用語の簡単な解説まで、「心理学」のことがサッと分かる一冊。
全てに分かりやすいイラストがついているので、難しそうな心理学も簡単に理解することができます。
それでいて要点がピンポイントで押さえられており、心理士の試験にも応用がきくほど。
心理学を学びたい初心者〜中級者の人なら、個人的には本書が一番おすすめです。
2.『図解 教養事典 心理学』
全169個の心理学項目について、1ページずつ詳しく書かれた心理学本。
上の『心理学用語大全』との一番の違いは、知識を端的に説明してくれるところです。
たとえば「愛着(アタッチメント)」の項目をみてみると、『心理学用語大全』ではボウルビィという心理学者の紹介がありますが、本書にはありません。
心理学の概要だけを知りたく、たくさんの学者を覚えたりする必要がない人にとっては、本書の方が読みやすいと言えるでしょう。
3.『図鑑 心理学~ 歴史を変えた100の話』
心理学史上で有名な出来事を100件、ストーリー風に紹介していく心理学本。
2013年の性的違和(トランスジェンダー)についてや、2015年の再現可能性の問題(過去の論文における心理学実験を100件再現すると、オリジナルと同じ研究結果が得られたのはわずか34例しかなかった)まで取り扱っており、最新の項目が網羅されています。
心理学の誕生から現代の心理学を網羅的に、またストーリー的に知りたい人におすすめの一冊です。
4.『心理学史』
心理学の通史を学ぶための教科書的な一冊。
今回紹介するなかでは、もっとも硬めの心理学本となります。
かなり学術的なので、学問として心理学を学んでいきたいと考えている人には本書がおすすめです。
ビジネス系の心理学本
5.『武器になる哲学』
「哲学なんて抽象的なことを考えているばかりで、実際なんの役にも立たないでしょう?」
そう思っているあなたピッタリなのが本書です。
おそらく日本で一番実践的な哲学本であり、哲学をビジネスシーンに活かす具体的な方法が50例掲載されています。
思想ではなく、哲学の活かし方を知りたい方は、この本が役立ってくれるでしょう。
6.『10秒で相手を見抜く&操る 心理術サクッとノート』
相手の考えを見抜き、コミュニケーションに役立てるための心理術が206種紹介されている心理術本。
接客業や営業など、対人コミュニケーションスキルが求められる職種では、大いに役立つ内容です。
タイトルの「操る」は流石に言い過ぎかなというのが正直なところですが、相手の考えていることを心理学的に知りたい人という人にはおすすめの一冊です。
7.『RAPPORT 最強の心理術:謙虚なネズミが、独善的なライオンを動かす方法』
こちらは人間関係に特化した心理術の本。
相手を大きくカテゴライズした上で、心理学的にスムーズなコミュニケーションを取る方法について述べられています。
ついつい衝突してしまうタイプがいる人や、反りが合わない人とどうにかコミュニケーションを取りたい人には非常におすすめです。
8.『嫌われる勇気』
アドラー心理学の考え方を、対話方式で分かりやすく紹介することに成功したベストセラー本。
アドラー心理学を応用することで、現代人が抱えている悩み(対人関係・人生の虚無感・自己肯定感の低さなど)を解決し、人生の幸福度を上げることができるかもしれない一冊です。
実際、多くの人がこの本に救われたと感じており、心理学の本の中ではたいへん評価も高くなっています。
小手先のテクニックではなく、心理学を自分のために使いたい!という人にぜひ読んでほしい良書です。
9.『「話し方」の心理学 必ず相手を聞く気にさせるテクニック』
アメリカの古典的名著でもある、心理学を応用した話し方テクニック本です。
日常シーンはもちろん、ビジネスシーンにも使えるコミュニケーションスキルを知ることができます。
「自分の言いたいことが伝わらない」「話をしっかり聞いてもらえない」こんな悩みを持っている人にピッタリです。
10.『もしアドラーが上司だったら』
『嫌われる勇気』を読んで、職場で本当に嫌われてしまったら仕事がやりにくくなってしまいますよね。
本書では、アドラー心理学を人間関係とビジネスに応用するためのメソッドが紹介されます。
上司と部下が登場人物の小説形式なので、ビジネスマンは共感しやすく、非常に理解しやすい点も嬉しいポイント。
実際のビジネスシーンで、アドラー心理学を上手に使いこなすためにはどうすれば良いかが、本書を読むと分かります。
以上、心理学のおすすめ本を9冊紹介しました。
心理学の知識を活かすことで、ビジネスや対人コミュニケーションをスムーズに進めることができ、自分にとってより良い選択が可能になります。
ぜひここで紹介した心理学の本を手に取って、あなたの人生を豊かにしてみてください。