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【第一回大賞発表】オーディオブックミートアップに参加!内容&参加特典をレポート!

2022年10月29日

どうも!読書ブロガーの小助です。

2022年秋。広報の方からお声がけいただき、オーディオブック史上最大級のリアルイベント「オーディオブックミートアップ」に参加してきました。

小助
第一回オーディオブック大賞の発表や、ちびまる子ちゃんの声優でおなじみのTARAKOさんによる朗読など、盛りだくさんの内容でめっちゃ楽しかったです!

一応取材という形で席を用意していただき、写真もパシャパシャ撮ってきたので、当日の内容を写真付きで詳しくお伝えします。

1.オーディオブックミートアップの内容

さっそくですが、当日の流れはこんな感じでした。

2022年10月23日オーディオブックミートアップ

  • 12:00:開場
  • 12:30:イベント開始挨拶
  • 12:40:【第一部】第1回オーディオブック大賞発表(3部門)&授与式
  • 13:20:【第二部】TARAKOさん登壇&制作舞台裏トーク
  • 13:40:TARAKOさん生朗読『もものかんづめ「極楽通い」』
  • 14:10:【第三部】中の人が答えます
  • 14:40:質疑応答(久保田社長も返答)
  • 15:00:イベント終了

約3時間、あっという間です。

小助
声優さんの生朗読は初めて聞きましたが最高でした!久保田社長の質疑応答も印象深かったです。

12:00:開場

オーディオブックミートアップが開催された場所は「HYPERMIX門前仲町」(東京都江東区門前仲町1-13-12)。

東京メトロ門前仲町駅から出てすぐのところにあります。

開始前に着いたので列に並び、置いてあったパネルなんかを撮っていたら12時ぴったりに開場。

テレビ局や通信社のプレスの方々が出入りして、イベントらしい雰囲気が漂っています。

12:30:イベント開始&挨拶

イベント開始時間が迫ると、ぞろぞろと人が入ってきます。

先着70名の申込制だったので、人がごった返すということもなく、ゆったりと参加できました。

ワンドリンク(500mlペットボトルの水orお茶)のサービスもあります。嬉しい。

明るいお二人の司会の挨拶とともにイベント開始です。

12:40:【第一部】第1回オーディオブック大賞発表(3部門)&授与式

受賞したオーディオブック作品の代表者(編集者)の方々

第一回オーディオブック大賞受賞作一覧

  • 聴き放題部門:大賞『超訳 カーネギー 人を動かす』準大賞『運転者 未来を変える過去からの使者』
  • ビジネス部門:大賞『サイコロジー・オブ・マネー』準大賞『LIFE SHIFT2:100年時代の行動戦略』
  • 文芸部門:大賞『invert 城塚翡翠倒叙集』準大賞『推し、燃ゆ』

1.聴き放題部門

大賞『超訳 カーネギー 人を動かす』

左:ディスカヴァー・トゥエンティワン 編集者・藤田浩芳氏 右:オトバンク 代表取締役 社長 久保田裕也氏

受賞作が発表され、出版社の編集者さんが著者の代わりに受賞します。

  1. 受賞作発表
  2. 代表者登壇
  3. 受賞の言葉

上記の流れで、3部門の大賞と準大賞が発表され、計6作品が受賞しました。

ちなみに『超訳 カーネギー 人を動かす』は聴き放題対象作品なので、無料体験で聞けます▽

『超訳 カーネギー 人を動かす』を聴き放題で試す

準大賞『運転者 未来を変える過去からの使者』

2.ビジネス部門文芸部門

大賞『サイコロジー・オブ・マネー』

準大賞『LIFE SHIFT2:100年時代の行動戦略』

3.文芸部門

大賞『invert 城塚翡翠倒叙集』

準大賞『推し、燃ゆ』

13:20:【第二部】TARAKOさん登壇&制作舞台裏トーク

ここからはTARAKOさんの登壇です。

「責任感もあったが、やりたい気持ちが勝った」と語るTARAKOさん。

アニメのアフレコとオーディオブックの違いや、収録現場の様子などを語ってくれました。

アニメのアフレコとオーディオブックの違いは?

アニメはキャラがあるから、自然と入れるんですね。(オーディオブックは)文字だけなので想像力で持っていかないといけない。ももこさんのエッセイは文が持っていってくれました。

収録の様子について

とり直しもほとんど無しで、とても早く終わりました。あれでいいのかなって不安になるくらい笑

楽しい現場だったので、リラックスして臨めました。打ち上げをしたいねって言って、コロナでなかなかできていないのが残念。でもまたやりましょう!酒は逃げない笑

小助
ほかにもディープな話が盛りだくさんで、とても楽しいトークイベントでした。

13:40:TARAKOさん生朗読『もものかんづめ「極楽通い」』

トークが終わると生朗読。

TARAKOさんの朗読をライブで聴ける素敵な時間でした。

実は予習のためにエッセイ『もものかんづめ』を聞いてから行ったのですが、「極楽通い」には声のシワがれたマッサージ師のおばあちゃんが登場します。

小助
僕はそのおばあちゃんの声だとか、ほかの登場人物の声は別のナレーターさんが担当していると思ってたんですね。(まる子ちゃんが出すなんて想像できない声なんですよ!)

そんなものですから、一人で声色を演じ分けていたTARAKOさんを見て驚いたとともに、声優というお仕事に対して畏敬の念を抱いたことは言うまでもありません。

生朗読は新しいコンテンツになり得ると思う

さらにさらにこの朗読で面白かったのが、TARAKOさんの生朗読に合わせて音響さんが効果音を出すところ。

小助
オーディオブックの特徴&魅力でもある効果音ですが、タイミングを見てMacBookで音を出す音響さんはさながらDJのよう

声優さんとスタッフがその場で朗読というコンテンツを作り上げているわけなので、音楽ライブのような臨場感がありました。

これ、声優さんをたくさん集めて朗読フェスをしたら、めちゃくちゃ人が集まると思います。

TARAKOさんが栄枯盛衰を栄枯すいすいって読んでしまうニアミスの場面があったりして、本人はとても悔しがっていましたが、それも含めて行った人にしか味わえない体験なので、ライブ的な価値があったと感じました。

将来的には「朗読DJ」なる職業もできるかもしれません。

小助
とにかくとても楽しい生朗読でした。これが参加費無料なんて信じられない・・・

次もあるならぜひ行ってみたいです。

14:10:【第三部】中の人が答えます

第三部は「中の人が答えます」のコーナー。

オーディオブックのスタッフ陣が、事前に募集していた質問に答えてくれます▽

本当はもっと熱意がこもっている返答でしたが、ここでは簡略化しました。

  • ライブラリの読み込みに時間がかかる(150冊で約3.4秒)→現在改善中。近日のアップデートで150冊程度なら遅延ほぼなしに
  • ストリーミングでダウンロードするのがめんどくさく、オンライン再生可能にしてほしい→擬似ストリーミングにする予定
  • 添付資料をパッと見られない→作品詳細画面から見られるようにする
  • 作品の選定基準を知りたい→需要を考えつつ選定している。権利関係で要望に応えられないものもある
  • 運営の人は何倍速で聞いていますか?→作品と状況で使い分ける人が多い。文学作品は等倍が多めで、ビジネス書などは1.5倍など。家事中などは早めたりする
  • ナレーターのキャスティングについて→文学作品はキャラに寄せてキャスティング。一人で読むか複数で読むかも著作に応じて検討する

倍速の社内アンケート

倍速に関しては、意外とそんなに早くない印象です。

それぞれの項目は画像や映像を使いながら、分かりやすく伝えてくれました。

14:40:質疑応答(久保田社長も返答)

質問に答える久保田社長

最後は質疑応答です。

会場からの質問「月額700円ほどの読み放題で、採算が取れているのでしょうか?」には、久保田社長が自ら答えてくれました。

「起業当時、どうにか資金繰りをしながら音源を作り、仕事もないので公園に行ってはオーディオブックを試してもらって、意見を聞き回っていた」

このようなエピソードを返答とした久保田社長。

たとえ採算が取れなくても、ユーザーファーストでより良いコンテンツを作ることが大切だと考えているというメッセージがあったように思います。

その姿勢は、採算を度外視したサービスで成功を収めたジェフ・ベゾスや、収益ではなく志を大切にしているソフトバンクグループの孫正義さんなど多くの企業家と重なります。
小助
創業当時の思い出を熱く語る久保田社長の姿を見て、オーディオブックがさらに好きになりました

15:00:イベント終了

質疑応答が終わるとイベント終了。外は明るい秋の空。

たった3時間前までは、TARAKOさんの朗読も、オーディオブックスタッフの熱意も、久保田社長の人柄も知らなかったんだなと思うと不思議です。

小助
正直な話をすると、こうしたオフラインイベントに参加するのは初めてでしたが、想像の11倍くらい楽しかったです!

さようなら門前仲町

ぜひ気軽に参加してみてください!

「第一回」オーディオブック大賞なので、第二回、第三回と続いていくでしょう。

その都度ミートアップがあるかは分かりませんが、もしあればぜひ気軽に参加してみてください!

今回はTARAKOさんの朗読もあり、質疑応答もあり、とても楽しく有意義なイベントでした。

それでは!