アドラー心理学のおすすめ本を紹介!
アドラー心理学は、欧米では「個人心理学」と言われる心理学です。
ビジネスシーンや教育現場、対人関係やライフスタイルの改善にまで幅広く応用できる点が、欧米では古くから評価されていました。
日本では2013年に『嫌われる勇気』がベストセラーとなったことで、その名が一気に広まります。
- アドラー心理学をサッと知りたい
- アドラー心理学で幸せになりたい
- アドラー心理学をビジネスや教育現場に応用したい
- アドラー心理学を原典で読みたい
このような方にピッタリな7冊になっています。
アドラー心理学のおすすめ本7選!
1.『アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法』
本書は、アドラー心理学と幸福学(ウェルビーイングスタディー)を掛け合わせて紹介したアドラー本です。
有名なアドラー心理学ですが、日常や教育現場、ビジネスシーンで実際どのように使うことができるのかを紹介しています。
具体的なケーススタディや実践例も多数載せられており、アドラー心理学をすぐに実践できると頃が嬉しいポイント。
理論ではなく実践でアドラー心理学を使いたい人には、本書が非常におすすめです。
2.100分de名著 アドラーの教え 『人生の意味の心理学』を読む
『人生の意味の心理学』というアドラーの著作を丁寧に噛み砕いた、アドラー心理学の解説本。
アドラーの哲学である「共同体感覚」や、心理技法の「アサーション」「勇気づけ」などを分かりやすく教えてくれます。
著者は『嫌われる勇気』を書いた岸見一郎氏で、彼は『人生の意味の心理学』の翻訳者でもあります。
ページ数も少ないので、アドラー心理学をサッと簡単に知りたい人におすすめです。
3.『図解 勇気の心理学 アドラー超入門』
アドラー心理学の概念だけをサッと知りたい!分かりやすいアドラー本を探している!という方ならこれ。
アドラー心理学の基本的な考え方を、イラストと文章のセットで紹介してくれます。
ただし分かりやすい反面、あまり詳しくは説明されていません。
しっかりと知りたい方は本書をステップにして、次のアドラー本を読むとより理解が深まると思います。
4.『嫌われる勇気』
アドラー心理学を紹介する本として、金字塔となっている本書。
対話形式でアドラー心理学が紹介されるので、まるで小説のようにスラスラと読めるのが魅力です。
すでに読んだ方も多いかもしれませんが、まだ読んでいない人はぜひ一度手にとってみてください。
ちなみに、続編である『幸せになる勇気』はより実践的な内容になっているので、セットで読むとアドラー心理学の理論と実践がまるっと分かります。
5.『人生の意味の心理学』
アドラーの原典にあたりたい!という人に紹介したいのが『人生の意味の心理学』です。
日本語でもアドラーの著作は何冊か出版されていますが、本書では「アドラー心理学」としてよく知られている共同体感覚や幸福論についてまとめられています。
個人的には原典を読んでから解説本を読む方が頭に入ると思っています。
原典が気になっている人なら、ほかのアドラー本を読む前にぜひ読んでほしい一冊です。
6.『もしアドラーが上司だったら』
『嫌われる勇気』と同じく、ストーリー仕立てで分かりやすく紹介するタイプのアドラー本。
こちらは物語が上司と部下で構成されているので、ビジネスパーソンにとっては共感しやすい形になっています。
教育現場やビジネスシーンにアドラー心理学を活かしたいと考えている方にピッタリの一冊です。
7.『まんが! 100分de名著 アドラーの教え 『人生の意味の心理学』を読む 』
マンガで学ぶ系のアドラー本は何冊かあり、僕も5冊ほど読みましたが、これが一番まとまっていると感じました。
先ほど紹介した100分de名著の漫画版で、内容はほとんど変わりません。
読みやすい漫画でアドラー心理学を学びたい!とにかく分かりやすい本を教えて!という人には本書がおすすめです。
以上、アドラー心理学のおすすめ本を7冊紹介しました。
アドラー心理学は難しいと考えられていますが、ここで紹介した本を読むと分かる通り、実践するのは意外と簡単です。
現代社会では原因論(相手のミスを責め合う。誰々はこういうところがよくないと言い合う)が蔓延しており、生産性が低い原因になっているとも言われています。
それを変えることができるのはアドラーの目的論(これからどうするかを考える)に立ち、皆が建設的な関係を築くことかもしれません。
ぜひここで紹介した本を手にとって、アドラー心理学をあなたの人生や対人関係改善のために役立ててみてください。