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日本十進分類法の補助表まとめ!

2020年7月20日

日本十進分類法の補助表とは?

日本十進分類法の補助表とは、本表000~999の分類を、より細かく表現するために用意された分類表です。

より細かい分類を施すことで、その著作の主題に一層迫ることができます。

ここではその補助表のなかから、主要なものを紹介していきます。

日本十進分類法:一般補助表

一般補助表は、ほとんどの分野で適用可能な補助表で、次の4区分があります。

  • 形式区分
  • 地理区分
  • 海洋区分
  • 言語区分

ここではこれらの4区分のうち、代表的な主題を列挙していきます。

・形式区分

  • -01:理論・哲学
  • -02:歴史的・地域的論述
  • -03:参考図書
  • -04:論文集.評論集.講演集.会議録
  • -05:逐次刊行物:新聞,雑誌,紀要
  • -06:団体:学会,協会,会議
  • -07:研究法.指導法.教育
  • -08:叢書.全集.選集

など

・地理区分

  • -1:日本
  • -2:アジア.東洋
  • -3:ヨーロッパ.西洋
  • -4:アフリカ
  • -5:北アメリカ
  • -6:南アメリカ
  • -7:オセアニア.両極地

など

・海洋区分

  • -1:太平洋
  • -2:北太平洋
  • -3:南太平洋
  • -4:インド洋
  • -5:大西洋
  • -6:地中海
  • -7:北極海
  • -8:南極海

など

・言語区分

  • -1:日本語
  • -2:中国語
  • -3:英語
  • -4:ドイツ語
  • -5:フランス語
  • -6:イタリア語
  • -7:スペイン語
  • -8:ロシア語
  • -9:その他の諸言語

など

・日本十進分類法:固有補助表

固有補助表は、一部の分野に使用される補助表です。

  • 神道各教派の共通細区分表
  • 日本の各地域の歴史における時代区分表
  • 言語共通区分

など全10種があります。

NDCを使いこなそう!

日本十進分類法は、本表・相関索引などを適宜参照することで、図書の主題に沿った適切な分類記号を付けることができます。

言うまでもなく、ここで列挙した区分は一部であり、これだけではほとんど意味をなしません。

きちんと知りたい方は『日本十進分類法』にあたったり、マニュアルブックなどを見て分類の参考にして下さい。

『日本十進分類法 10版』は少し高いので、手頃で分かりやすいマニュアルブックがおすすめ。図書館司書の方は必須本です。

以上、日本十進分類法の補助表まとめでした。