小助(こすけ)

「気楽に本を読む」がモットー。好きなジャンルは純文学。文学作品の感想&解説記事、読書アイテムや読書法などメインに執筆。キュレーターとしておすすめ本もまとめています。1994年生まれ。文学部日本文学科卒

『高瀬舟』200字のあらすじ&作者の伝えたいことをサッと解説!

『高瀬舟』は森鴎外の短編小説です。随筆『翁草』にある「流人の話」をもとに作られたことが、『高瀬舟縁起』から分かっています。ここでは、そんな『高瀬舟』の分かりやすいあらすじと、作者の伝えたいことをまとめました。「甘瞑の説」の口語訳も載せています。

田山花袋『蒲団』あらすじ&ヒロインのモデルを徹底解説!

この記事では、『蒲団』のあらすじから、作品が生まれた背景やヒロインのモデルなどを分かりやすく解説します。日本文学の主軸を「私小説」の方向へと走らせたという意味で、『蒲団』は日本文学史上最大の問題作とも言われています。

『城の崎にて』あらすじ&志賀直哉の電車事故との比較!葉がヒラヒラ舞った理由とは?

『城の崎にて』は志賀直哉の短編小説で、1917年に発表されました。三つの死を通して、生と死の非対立性を写実的な筆致で描いています。ここでは、そんな『城の崎にて』のあらすじや、実際に起きた志賀直哉の電車事故との比較、作中で触れられる『范の犯罪』の解説までをまとめました。

井上ひさし『ナイン』あらすじ&ラストシーンの意味を徹底解説!

『ナイン』は1984年に発表された、井上ひさしの短編小説です。新道野球少年団の過去と現在を通して、資本主義がもたらす時代の変化が描かれています。ここでは、そんな『ナイン』のあらすじ&作者が伝えたかったことまでを解説します。

井上ひさし『握手』あらすじ&タイトルの意味を解説!葉桜が表すものとは?

『握手』は井上ひさしの短編小説です。「握手」というジェスチャーやハンドサインを通して、ルロイ修道士から「わたし」へと継承されるものが描かれています。ここでは、「握手」というタイトルの意味や、葉桜の季節が表現するものを、あらすじとともにまとめました。

『たぬきの糸車』あらすじ&解説!おかみさんがたぬきを救った理由とは?

『たぬきの糸車』は伊豆の昔話です。岸なみさんによって編集され、国語の教科書教材にも採用されました。ここでは、そんな『たぬきの糸車』のあらすじ・解説をまとめています。おかみさんがたぬきを助けた理由は、子どもにような振る舞いをするたぬきに母性本能を抱いたからです。

梶井基次郎『檸檬』あらすじ&レモンで丸善を爆発させた意味とは?

梶井基次郎『檸檬』のあらすじ・解説をまとめました。檸檬で丸善を爆発させた理由や、「えたいの知れない不吉な塊」とは何か?について深掘りしていきます。「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた」という有名な一文から始まる『檸檬』は、梶井基次郎の代表的な作品でもあります。

『海のいのち』あらすじ&クエを殺さなかった理由を解説!

『海のいのち』は、立松和平による絵本作品です。漁師として海に生きる太一の成長が、テンポの良い文体で描かれます。ここではそんな『海のいのち』のあらすじや、クエを殺さなかった理由、誰にも話さなかったわけを解説します。『海のいのち』は、立松和平による絵本作品です。

『なめとこ山の熊』あらすじ&考察!「生きるための殺し」と「生かすための死」

『なめとこ山の熊』のあらすじ&解説記事です。作者の伝えたいことは「生きるための殺し」と「生かすための死」というテーマ。熊が自ら死を選んだ理由を、『氷河鼠の毛皮』との比較を通して掘り下げ、小十郎の死の意味にも迫ります。

『おおきなかぶ』あらすじ全文!繰り返しと原文のリズムも解説!

『おおきなかぶ』はロシアの民話です。日本では教科書にも採用されており、絵本もベストセラーとして有名です。ここでは『おおきなかぶ』のあらすじから、繰り返しやリズムの解説、ロシア語の文章や内田訳と西郷訳の比較までをまとめました。