小助(こすけ)

「気楽に本を読む」がモットー。好きなジャンルは純文学。文学作品の感想&解説記事、読書アイテムや読書法などメインに執筆。キュレーターとしておすすめ本もまとめています。1994年生まれ。文学部日本文学科卒

太宰治『お伽草紙』あらすじ&感想&解説!浦島さんの解説から幻の猿蟹合戦まで!

『お伽草紙』は、太宰治が戦時中に執筆した短編小説です。作者である太宰が、想像を膨らませて書いた昔話オマージュになっています。執筆当初の予定では6作品でしたが、最終的に出来上がったのは4作品です。ここでは『お伽草紙』のあらすじ・解説・感想をまとめました。それでは見ていきましょう。

【小説】太宰治『津軽』のあらすじ&解説!太宰はどこへ辿り着くのか?

『津軽』は、太宰治が生まれ故郷の津軽地方を旅した、紀行文的な小説です。厳しい戦時中に書かれたこの作品は、積極的に明るい希望を描いています。ここでは作品のあらすじと解説のほか、感想までをまとめました。それでは見ていきましょう。

芥川龍之介『歯車』を解説!目に見える歯車と目に見えない歯車とは?

『歯車』は、晩年の芥川自身を主人公とした私小説です。芥川の死後発表された遺稿の一つで、精神的な苦悩と陰鬱な生活が描かれています。芥川の最高傑作と評価する作家も多く、隠れた名作でもあります。ここでは、その『歯車』のあらすじから読解ポイント・感想を見ていきます。

太宰治『駆込み訴え』を解説!もとになっている『新約聖書』との違いとは?

太宰治の『駆込み訴え』は『新約聖書』の話をもとに、裏切り者のユダを主人公にして描かれた話です。『新約聖書』の物語が基盤となっているので、その内容を知っているとより楽しめる作品でもあります。ここでは『新約聖書』の内容も合わせて『駆込み訴え』を解説していきます。それでは見ていきましょう。

太宰治『葉』の読み方を徹底解説!有名な名言から小篇「哀蚊」まで

『葉』は太宰治の最も初期の頃の作品です。実はこの『葉』、エッセイのような断片をただつなぎ合わせたもので、一つの物語ではありません。ですので、読んでみて「なんだこれ?」と思った方も多いかもしれません。ここでは、この断片集の注目ポイントや読み方、作中の小篇に着目して作品の解説をしていきます。それでは見ていきましょう。

太宰治『女生徒』のあらすじ解説&感想!文体と物語の構造が面白い!

ある少女が目覚めてから眠りにつくまでの一日を描いたのが『女生徒』です。主人公の少女の感情や大人への抵抗が、告白するような文体で書かれています。ここではあらすじから物語を読むポイントまでを解説します。

『富嶽百景』の解説と感想!富士の様々な表情が映し出すものとは?

『富嶽百景』は、富士を通して主人公の精神的な成長を描いた太宰治の作品です。『人間失格』などで有名な太宰作品の中では、比較的明るい雰囲気の作品だといえます。ここではそんな『富嶽百景』について、あらすじから解説・感想をまとめました。

【決定版】芥川龍之介のおすすめ小説9選!ランキング形式で紹介します

芥川の作品が気になるけど、どれから読めばいいか分からない!ここではそんな人のために、読みやすさやスト-リー性などタイプ別に分けたランキングをまとめました。あなたに合った作品をぜひ見つけてみてください。

『或阿呆の一生』が3分で分かる!内容の解説と感想

『或阿呆の一生』は、死後に発表された芥川龍之介の遺作です。自伝的な内容で、二十歳の頃の回想から、死の直前までの印象風景が描かれています。
ここでは内容をざっと紹介し、細かい点を解説していきます。

芥川龍之介『蜜柑』の内容が3分でわかる!あらすじから解説まで

『蜜柑』は芥川中期の作品です。列車の中での少女の行動を通して、主人公の移り変わる心境が描かれています。芥川本人の体験がそのまま物語になったもので、芥川作品の中では珍しい物語になっています。ここではそんな『蜜柑』のあらすじ・解説・感想を分かりやすく書いています。