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小助(こすけ)
「気楽に本を読む」がモットー。好きなジャンルは純文学。文学作品の感想&解説記事、読書アイテムや読書法などメインに執筆。キュレーターとしておすすめ本もまとめています。1994年生まれ。文学部日本文学科卒
この記事では、泉鏡花の小説『外科室』のあらすじ・解説・感想をまとめています。映画の原作でもある『外科室』ですが、小説自体は非常に短い作品です。高峰が発した「忘れません」の深い意味から、手術台の象徴までを独自の解釈で紹介していきます。
『砂男』とは? 『砂男』は、精神的な恐怖に取り憑かれた主人公の物語です。 目玉と砂という二つの不気味なキーワードをもつこの作品の狂気的な内容は、時代を超えて高い支持を得ています。 ここではそんな『砂男』のあらすじ・解説・感想をまとめています。 『砂男』のあらすじ 主人公のナターナエルは、恋人のクララに手紙を送る。 内容は、ナターナエルが幼い頃から恐れてきたコッペリウスという人物についてだ。 コッペリウスは眼に砂をかけて目玉を取る恐ろしい人物で、いつも気味悪く笑っており、ナターナエルはそんな彼が怖くてたまら ...
この記事ではジョージ・オーウェル『動物農場』のあらすじ・解説・感想をまとめています。本作は、スターリン体制下における全体主義の恐怖を描いた風刺小説です。登場する動物には全て意味があり、作中で語られる出来事も実際の事件が踏まえられています。
この記事では、ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ』のあらすじ・解説・感想をまとめています。作品を読んだけど分かりにくかった!内容が掴みにくかった!という方に向けて、簡単なあらすじと個人的な解釈を紹介します!
『不思議の国のアリス』とは? 『不思議の国のアリス』は、好奇心旺盛な少女が不思議な世界に迷い込み、奇妙な冒険を繰り広げていく物語。 チェシャ猫や時計うさぎ、トランプ兵に煙草を吸う芋虫など、独創的な登場人物たちによる世界観が特徴的です。 ここではそんな『不思議の国のアリス』のあらすじ・解説・感想をまとめました。 『不思議の国のアリス』のあらすじ 主人公は幼い少女アリス。 ある日、庭で退屈していると、時計を持ったウサギが目の前を通り過ぎた。 「面白い!」と思って、アリスはウサギを追いかけた。 すると、深く暗い ...
この記事では、言文一致体って何?言文一致運動の代表作は?といった疑問を解決します。言文一致とは、文章を話し言葉に近い「口語」で書こうという運動です。明治の初期頃から、二葉亭四迷や山田美妙らによって試みられてきました。
この記事ではエドガー・アラン・ポー『黒猫』のあらすじ・解説・感想をまとめています。なぜ壁の死体は声を出したのか?などについて考察しました。酒で破滅的になっていく主人公と、飼い猫である黒猫の怪奇的な現象を描いた短編小説。ポーらしい猟奇的な怖ろしさが詰まった作品です。
この記事では、トーマス・マン『トーニオ・クレーガー』のあらすじ・解説・感想をまとめています。暗い世界から明るい世界を見つめながら生きる芸術肌の主人公トーニオ。人間愛と厭世観が表裏一体になっている複雑な内面が特徴的な作品です。
この記事では、読みやすい海外古典文学21選を紹介します。ここで紹介するのは、海外古典の中でも特に読みやすさを重視した小説です。どれも評価の高い作品ばかりをおすすめするので、海外文学の入門編ともいえるでしょう。誰もが知っていて、簡単に読めて、かつ面白い海外小説を紹介していきます。
この記事では、チェーホフ『犬を連れた奥さん』のあらすじ・解説・感想をまとめています。『犬を連れた奥さん』は、妻子持ちの中年男性が人妻に恋をする物語です。奥さんはなぜ犬を連れているのか?主人公はなぜ不倫をするのか?そうした疑問に迫ります。