読書体力に悩んでいた
どうも、読書ブロガーの小助です。月に30冊くらい本を読んでいます。
今では一日中読書をしても疲れないようになりましたが、読書を始めた頃は全然本を読み続けることができませんでした。
1時間もすれば疲れちゃうんですよね。いわゆる読書体力がないというやつです。
当時はかなり悩みました。1冊の本が全然読み終わらないので。
ここではそんな僕が、
- 読書体力をつけるために大事なこと
- 具体的な読書体力のつけ方
この2つを紹介します。
読書体力をつけるために大事なこと
そもそも読書体力とは、
- 本を読み続けられる力
です。
読書体力があれば、1時間でも2時間でも本を読み続けられます。
反対に、読書体力がなければ、10分くらいで読めなくなってしまいますね。
読書体力をつけるには読書ペースを知るべし
読書体力は「ずっと本を読み続けたら鍛えられる」というものではありません。
読書体力をつけるには、あるコツを知ることが必要です。
そのコツとは、あなたの読書ペースを知ることです。
読書ペースとは何か
読書ペースとは、あなたが1分間で読めるページ数や文字数のことです。
これを知っているのと知らないのでは、読書の楽さが全然違います。
たとえばですが、あなたが今からフルマラソンをすることになったとしましょう。約42kmです。
自分の読書体力も読書ペースも知らないということは、こうした状況と全く同じです。
なので、途中で挫折してしまったり、ゴールできない。つまり一冊の本を読み切れないということになるんですね。
読書ペースを知り、基礎体力もつける
つまり、読書体力に必要なことは2つあります。
- 読書の基礎体力をつける
- 自分の読書ペースを知る
読書の基礎体力=10分間本を読み続ける力
読書ペース=10分間で読めるページ数
では具体的にどうやって基礎体力をつけ、読書ペースを知るのか、その方法を紹介していきます。
読書体力をつけるトレーニング法
読書体力を付けるためには以下のトレーニングが有効です。
トレーニング1:短い本から読む
トレーニング2:1冊を読み切る
トレーニング1が済めば、トレーニング2に移ります。
では順番に説明してきますね。
トレーニング1.短い本を読む
短い本から読むのは、読書の基礎体力を付けるのにも、読書ペースを知るのにも打ってつけのトレーニング法です。
文学であれば短編を、実用書であればはハウツー本を読みましょう。
文学:芥川を短い順に読む
僕が実際にしたのは、芥川龍之介の作品を短い順に並べて、短い話から読んでいく方法です。
最初はとても短いので、すぐに2作目を読みたくなりますが我慢します。
これを一週間続けます。意外かもしれませんが、これだけで読書体力はかなり向上します。
実用書:好きな本を1章ずつ読む
文学に興味がないひとであれば、簡単なハウツー本を読みましょう。
これも文学と同じで、1日1章と決めておき、一週間続けましょう。
8章以上ある本でトレーニングをしたときは、途中で読みやめても大丈夫です。
1ページにかかる時間を算出する
トレーニングをはじめると、読書ペースはなんとなくつかめているはずです。
それでは文学でも実用書でもいいので、読むのにどれくらいの時間が掛かるのか、タイマーで計ってみましょう。
読んだページ数を数えて、1ページあたりにかかる時間を算出します。
15分で読めた場合
- かかった時間:15分
- 読んだページ数:10ページ
式:15分(時間)÷10(ページ数)=1.5分
1ページあたり1.5分(1分30秒)で読める。
これがあなたの読書ペースです。
ペースが分かれば本は読める
読書ペースを知れば、一冊の読書にかかる時間を計算できます。
この場合、読書をはじめて5時間経てば、あなたはその本を読み切ることができます。
読書は時間がかかるものと理解しよう
「トレーニング1」で分かると思うのですが、読書ってかなり時間のかかる行為なんですね。
だから、いくら読んでも読み進まないと感じてしまったり、なかなか読み切れなくて飽きるということが起こるんですね。
読書にかかる時間を具体的に理解するだけで、理解していない人よりも読書はグンと楽になります。
速読は後で、まずは基礎体力を上げよう
自分の読書ペースを知ったときに初心者が陥ってしまいがちなのが、
と思うことです。
気を付けなければいけないのが、速読しても文字を読むスピードは上がらないということ。
速読は、本に書かれてある要点だけをつかんで飛ばし読みするテクニックです。
それに、速読をするのにも読書体力は必要です。
1ヶ月も読書を続けていれば、速読は自然とできるようになるので、まずは短い本を読んで、基礎体力を上げていきましょう。
ここまで来たら、次はトレーニングの総仕上げです。
トレーニング2.1冊の本を読み切る
トレーニング1が終わり、自分の読書ペースを知ったら、今度は1冊の本を読み切ってみましょう。
これが終わったときには、あなたの読書体力はしっかりとついています。
読む本の目安
ここで選びたいのは、分量が中程度の本です。
小説であれば100ページくらいの中編作品がいいですね。
実用書であれば、興味のある新書を一冊手に取りましょう。
そして、その本があなたの読書ペースではどれくらいの時間で読み切れるか計算します。
もちろん時間を増やせばもっと早いですが、無理のないペースで読み進めて下さい。
一日の中でおすすめの読書タイミングについては以下の記事でまとめています▽
-
読書におすすめのタイミング5つ!あなたに合ったタイミングはいつ?
読み切ることが大事
日数がかかってもよいので、1冊をしっかりと読み切ることが大事です。
1冊の本を読み切ることができたら、あなたの読書体力は必ずパワーアップしています。
3冊読めば十分。10冊も読めば完璧
1冊を読み切れたのなら、2冊目も3冊目も必ず読めます。
3冊くらい読んだときには、十分な読書体力が付いているでしょう。
同じ事を積み重ねて、10冊読めたときには、読書体力の悩みは完全に消えていると思います。
僕の場合は7~8冊くらいで、気が付けば長時間読書ができるようになっていました。
適度な休憩が読書時間を延ばす
本が長く続けて読めるようになると、今度は身体の疲労が現れるようになってきます。
なので、30分ごとに身体を伸ばしたり、リラックスできる体勢で読むことが、読書時間を長くする秘訣です。
読書環境については以下のページでまとめています▽
-
読書は環境を整えるのが大事!効率UP&読書量UPの仕組みを全公開!
以上、読書体力をつける具体的なトレーニング法を紹介しました。
トレーニング1:短い本から読む
トレーニング2:1冊を読み切る
の2つを実践してみて下さい。
このトレーニングて大事なことは、
- 読書の基礎体力をつけること
- 読書ペースを知ること
の2つです。
まずは短い本を探して、トレーニングをはじめてみましょう。
地道ではありますが、1週間後には必ず効果は出ています。
自分の読書ペースを知って、少しずつ読書体力をつけていきましょう。