読書って楽しいの?
こんにちは、読書ブロガーの小助です。
この記事では、
という疑問に対して、読書が楽しい理由とともにお答えしていきます。
2種類の読書
そもそもですが、読書には大きく分けて二種類の読書があります。
- 小説などのエンタメ読書
- 実用書などのためになる読書
僕はどちらの読書も楽しいと思っているので、ここではふたつの読書の楽しさをまとめて紹介します。
先に言っておくと、読書が楽しい理由は以下の5つです。
- エンタメとして楽しい
- 読後感が楽しい
- 独特なコミュニケーションが楽しい
- 知識欲が満たされて楽しい
- 世界が変わっていくのが楽しい
それぞれ説明していきますね。
読書が楽しい5つの理由
1.エンタメとして楽しい
読書=小説としたときに、エンタメとして楽しいことがまず挙げられます。
他のエンタメと違うところは、頭の中で自由に物語世界を構築できるところ。
情景や登場人物の雰囲気、声など、全てが読者の想像に任されています。
小説は読者が積極的に物語へと介入し、個々人の世界観を創りあげていきます。このようなエンタメは他にありません。
僕はこの魅力にはまっているので、小説の読書が楽しいです。
2.読後感が楽しい
これは小説でも実用書でも同じですが、本を読み切ったときの読後感には独特なものがあります。
読書は頭を動かし考えながら読む、能動的な行為です。
スポーツを趣味にしている人は、大会で優勝したときとか、何かの目標を成し遂げたときに、似たような感覚はあるかもしれません。
でもそうしたことがない限り、日常生活において達成感を得られることって案外少ないですよね。
読書は手軽にその感覚を味わえます。この読後感がストレス発散になるという人もいますね。
3.独特なコミュニケーションが楽しい
独特なコミュニケーションも、読書が楽しい理由のひとつです。
本には必ず著者がいますよね。
なので読書という行為は、著者と読者のコミュニケーションだといえます。
楽なコミュニケーション
このコミュニケーションが面白いのは、どこまでいっても一方方向だということ。
著者は言いたいことを言うと、あとは干渉してきません。
読者は著者の言っていることに対して、勝手に共感したり、反発したりできます。
つまり、とても楽なコミュニケーションというわけです。
現実世界よりも簡単に共感し合える
人は他人に認めてもらうことで、自己肯定感を高めます。
現実の世界でも他人に共感してもらうことはできますが、読書は比較的楽なコミュニケーションで誰かと共感し合えます。
こうした読書特有のコミュニケーションも、読書が楽しい理由ですね。
4.より深く考えることができて楽しい
僕は考えるのが好きです。
読書は考えていることを深めてくれたり、新たな考え方自体を提示してくれたりします。
自分が考えたことは誰かがすでに考えている
僕は高校生くらいまで、誰かの考えに頼るのではなく、自分で考えたことが最も大切だと思っていました。
ある冬の日、タイマーで消えるこたつがあったら素敵だと思ったんですね。
でもネットで探してみたら、すでにタイマーで消えるこたつはあったんですよね(笑)
自分が考えたことなんて、たいてい誰かが考えているってことに、そのとき初めて思い及びました。
深く考えるために他人の考えを知る
それから読書をはじめるようになります。
自分でも考えながら、他の人にも考えておいてもらう。そして意見をぶつけて、より良い結論を生み出す。
こうしてより深く考えることができるのも、読書の楽しさのひとつだと思います。
5.世界が変わっていくのが楽しい
読書をして新しいことを知れば、世界を見る目が変わっていきます。
コペルニクスが地動説を唱えるまで、世界の常識では地球を軸に世界が回っていると考えられていました。
ピタゴラスが地球球体説を唱えるまで、世界の常識では地球が平面であり、端では水がこぼれ落ちていると考えられていました。
同じように、現代でも世の中の常識を覆すような情報は発信し続けられています。
本を読みはじめた数時間後、あなたの世界観がひっくり返っているなんてことも全然あるのです。
こうした変化をエキサイティングだと感じる人は、読書が楽しいものになるはずです。
読書が楽しくなくても幸せならオーケー
読書は基本的に、現実世界から一歩身を引いた行為です。
たとえば小説はエンタメなので、非現実世界へと浸ることで、現実世界から逃避できます。
読書特有のコミュニケーションなども、現実世界での生身のコミュニケーションを避けたいがためだとも言えるでしょう。
また、実用書で知識を得ようとするのも、現実世界に不満があるから、少しでもよりよく生きていける力を付けるためです。
なので、現実世界が充実している人や、今の自分に満足している人は、読書の力を必要としません。
読書の力が必要ない人もいる
あるとき僕に、「読書して楽しい?」と聞いてきた人は、地元で人気がある個人塾の経営者でした。
良い車に乗って、家族がいて幸せそうで、休日は趣味も楽しんでいる人が、僕に蟹料理を食べさせてくれながらの会話でした。
彼は読書を侮っているわけではありません。純粋に、彼の人生には読書の力が必要ないんですね。
それからというもの、彼のように幸せな人なら、読書は必要ないのだと思うようになりました。
人生が楽しくなければ読書しよう
読書が楽しくないという人は、おそらく幸せな人です。なので無理に読書しなくてもオーケー。
ただ、現実の世界に少しでも不満があったり、しんどくて逃げ出したいようなことがあれば、読書は必ず力になってくれます。
読書の楽しさは、そのときに自然と感じることができると思います。
以上、読書が楽しい5つの理由でした!