- トップ >
- 小助(こすけ)
小助(こすけ)
「気楽に本を読む」がモットー。好きなジャンルは純文学。文学作品の感想&解説記事、読書アイテムや読書法などメインに執筆。キュレーターとしておすすめ本もまとめています。1994年生まれ。文学部日本文学科卒
『源氏物語』「藤裏葉」は「夕霧と雲居雁の結婚」「明石の姫君の入内」が描かれます。あらすじは、光源氏が気にかけていた子どもたちが、それぞれの地位に落ち着いてゆくストーリーです。光源氏も40歳を目前にし、人生がひと段落着いたことを感じます。
『源氏物語』「梅枝」は、明石の姫君の入内と夕霧の行く末に触れる物語。これまでの玉鬘十帖に続き、光源氏の子どもたちについて焦点が当てられています。ここでは、そんな「梅枝」のあらすじ&解説をまとめました。
『源氏物語』「真木柱」巻のあらすじ&解説記事です。玉鬘は髭黒大将となぜ結婚したのでしょうか?それは、髭黒大将半ば強引に結婚の手続きを済ませたからです。どうしてそんなことが可能なのか。当時の結婚制度や、手回ししたと思われる柏木を軸に説明していきます。
『源氏物語』「藤袴」巻は、玉鬘の入内を聞きつけた男たちが、焦って自分のものにしようとせめぎ合う様子が描かれます。有力候補は髭黒大将と蛍兵部卿宮の二人。ここでは、そんな「藤袴」巻のあらすじから、光源氏と兵部卿宮家の不和、頭中将の思惑までを解説します。
『源氏物語』「行幸」巻のあらすじ&解説記事です。12月に野の行幸(帝の鷹狩見物)があり、上流人はほとんどが参加します。玉鬘が初めて冷泉帝を見て好感を寄せる場面から、光源氏と頭中将(内大臣)の会話、玉鬘と頭中将の再会、近江の君の不満などを分かりやすくまとめました。
『源氏物語』「野分」巻の簡単なあらすじから、夕霧の「野分の垣間見」までを分かりやすく解説します。台風の強い風が吹いた秋のこと、光源氏の息子・夕霧は、義母である紫上を初めて目にします。ひと目見ただけで心を奪われた彼は、義母に対する恋情を自ら強く戒めます。
『源氏物語』「篝火」巻は、秋の涼しい風が吹く頃、篝火に照らされる玉鬘の美しさが深い情趣とともに描かれる小篇で、篝火をモチーフにした和歌が詠まれ合います。ここではそんな「篝火」巻のあらすじ・和歌の現代語訳、玉鬘の心理までを解説します。
『源氏物語』「常夏」巻は、光源氏と頭中将の対立、光源氏の玉鬘への想い、近江君の登場が描かれる話です。個性的な近江君は末摘花や源典侍と同じく、笑える道化役として登場します。ここではそんな近江君の人物像から、「常夏」巻のあらすじを分かりやすく解説します。
『源氏物語』蛍巻には、「玉鬘と蛍兵部卿宮の恋愛」「光源氏の物語論」といった有名な場面があります。ここではその2点を中心に、物語のあらすじから解説、登場人物までをまとめました。光源氏のアプローチを厭う玉鬘は、彼から逃れるために夫を探しても良いと思い、蛍兵部卿宮を気にかけます。
『源氏物語』「胡蝶」巻は、「紫上と秋好中宮による春秋優劣論の決着」「玉鬘をめぐる恋愛模様」の2点が描かれる物語です。玉鬘に迫る弟の柏木と、義父である光源氏、そのほか蛍兵部卿宮や髭黒大将など、彼らの背景を解説し、あらすじもまとめました。