百人一首を簡単に覚えたい!
恥ずかしながら、僕が百人一首を覚えたのは大人になってから。
でも、百人一首で遊ぶには、100首の和歌を覚えなければいけません。
とても大変なので、どうにか簡単な方法はないかと編み出したのが、これから紹介する覚え方です。
ひたすら暗記ではなく、実践メインで覚えるので(暗記10秒・実践5分)、楽しく百人一首に馴染むことができます。
そう思っている人は安心して下さい。
最短1日でマスターできる、百人一首の簡単な覚え方を紹介します。
▽語呂一覧はこちら
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「百人一首」覚え方用の語呂合わせ!大山札は飛ばして実戦で楽しく覚えよう!
百人一首の簡単な覚え方
さっそくですが、百人一首は下記のサイクルで簡単に覚えられます。
- 札を用意する(準備)
- 五首分の語呂を確かめる(声出し):10秒
- 歌を聞きながら札を取る(実践):5分
これだけです。
それでは詳しく説明していきます。
1.まずは札を用意する
まずは百人一首の札を用意します。
買うのがベストですが、間に合わせなら紙で作っても良いでしょう。
(写真)
買うなら大石天狗堂の標準取札(全日本かるた協会公認)がおすすめです。
札を作れたら、今度は語呂を確認します。
2.五首分の語呂を確かめる
百人一首を早く覚えたい人は、語呂で覚えるのが一番。
歌番号 | 歌 | 語呂 |
1 | 秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ あきのたの かりおのいおの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ |
あきのわが (あき/わが) |
2 | 春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山 はるすぎて なつきにけらし しろたえの ころもほすちょう あまのかぐやま |
はるすころ (はる/ころも) |
3 | あしひきの山どりの尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかもねむ あしびきの やまどりのおの しだりおの ながながしよを ひとりかもねん |
あしなが (あし/ながなが) |
4 | 田子の浦にうちいでて見れば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ |
たごふじ (たご/ふじ) |
5 | 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の声きく時ぞ 秋は悲しき おくやまに もみじふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき |
おくこえ (おく/こえ) |
和歌なら31文字も覚えないといけませんが、語呂だと5文字だけ。
- あきのわが
- はるすころ
- あしなが
- たごふじ
- おくこえ
これを3回唱えましょう。10秒くらいでできます。
意味などは考えなくてOK。唱え終わったら実践です。
3.歌を聞きながら札を取る
ここからは実践です。
- 歌を聞く
- 札を取る
これを素早くできるようになるまで繰り返します。
札を取ると言っても、触るだけでかまいません。
歌を読む人が必要なので、誰かに読んでもらうか、自動で読み上げてくれるスマホの百人一首のアプリ(無料)をダウンロードしましょう。
この無料アプリは選んだ札だけを読ませることができるので、5首ずつ覚えるのに最適。
上のYouTube動画では、このアプリを使って札を取っています。
10首や20首覚えるごとに試合をしても面白い
五首覚えたら、次の五首に取りかかりましょう。
さっきと同じサイクルを繰り返します。
- 五首分の語呂を確かめる(声出し):10秒
- 歌を聞きながら札を取る(実践):5分
これを繰り返していくだけで、100首をあっという間に覚えることができます。
その気になれば1日。まったり10首ずつ覚えても10日で全部覚えられます。
語呂一覧をブックマークしておこう
それでは簡単におさらいします。
- 札を用意する(準備)
- 五首分の語呂を確かめる(声出し):10秒
- 歌を聞きながら札を取る(実践):5分
以上が百人一首の簡単な覚え方です。
語呂一覧は別記事にまとめておきます。
▽ブックマークして、覚えるときに使って下さい。
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「百人一首」覚え方用の語呂合わせ!大山札は飛ばして実戦で楽しく覚えよう!
以上、百人一首の簡単な覚え方の紹介でした。
百人一首は競技性が高く、覚えると本当に面白い文化スポーツです。
ここで紹介した覚え方を参考に、目いっぱい百人一首を楽しんもらえると嬉しく思います。