おすすめ小説 織田作之助

織田作之助のおすすめ作品5選!大阪の代表作から隠れた名作まで!

2019年10月21日

大阪を代表する作家!織田作之助

織田作之助は昭和初期に活躍した作家で、太宰治・坂口安吾らとともに無頼派と呼ばれる立ち位置にいます。

大阪出身で、作品にも大阪の町や風景を前面に描いたことから、大阪を代表する作家として親しまれてきました。

ここではそんな織田作之助のおすすめ小説5選を紹介します。

織田作之助のおすすめ小説5選!

1.『青春の逆説』

『青春の逆説』は、織田作之助初期の代表作です。

過剰な自意識と、女性にねじれた好奇心を持つ主人公・豹一の半生が描かれています。

当時の三高(現・京都大学)の様子が描かれているので、昔の学生の雰囲気を感じたい方におすすめの一篇です。

こんな方におすすめ

  • 織田作之助の初期作品に触れたい人
  • 大正時代の学生の雰囲気を感じたい人。

2.『天衣無縫』

とりあえず読みやすい短編をという方には『天衣無縫』をおすすめします。

主人公の政子を通して、天真爛漫な夫・軽部清正の人間性が描かれる短編小説です。

登場人物の軽部は『青春の逆説』に出てくる「野崎」という人間と同じ人物像ですので、『青春の逆説』を読んだ方にもおすすめです。

こんな方におすすめ

  • 短編で気軽に読める織田作之助の作品を探している人。
  • 『青春の逆説』を読んで次の作品を探している人。

3.『夫婦善哉』

『夫婦善哉』は大阪のリアルな情緒を背景に、大人の男女の関係が描かれる物語です。

織田作之助の代表作で、自由軒のライスカレーが作中に出てくるなど当時の大阪の様子がありありと描かれています。

とにかくおすすめを教えて欲しい!という方には、この『夫婦善哉』をおすすめします。

こんな方におすすめ

  • 織田作之助の代表作を押さえておきたい人。
  • とにかく一番のおすすめを教えて欲しい人。

4.『土曜夫人』

『土曜夫人』は織田作之助が死ぬ前年に発表された後期の代表作です。

京都を舞台に、さまざまな女性達の土曜日の物語が繰り広げられます。

紙の本が入手しづらいのが難点ですが、読みやすく非常に面白い作品です。

こんな方におすすめ

  • ストーリーが面白い織田作之助の作品を探している人。
  • 後期の織田作之助作品を読みたい人。

5.『俗臭』

最後に紹介する『俗臭』は、織田作之助の芥川賞候補作です。

織田作之助の作品の中でも珍しく、主人公が金持ちに成り上がろうとするサクセスストーリーになっています。

岩波文庫の『夫婦善哉』にも収録されていますがそちらは短くなった改稿版ですので、芥川賞候補作になった『俗臭』を読みたい方は初出版の方を探してみて下さい。

こんな方におすすめ

  • 芥川賞候補作になった織田作之助の作品を読みたい人。
  • 分かりやすく読みやすい物語を探している人。

とりあえず買うならどれがいい?

以上、織田作之助のおすすめ小説5でした。

織田作之助作品の特徴は、当時の大阪の雰囲気や食べ物などのグルメが細かく描かれているところです。

宮沢賢治が岩手の人々に愛されているように、織田作之助は大阪の人なら特に読んでおきたい作家でしょう。

どの作品もとても面白いですが、一冊だけを選べと言われれば岩波文庫の『夫婦善哉正続』がおすすめです。

代表作の『夫婦善哉』が入っている上に、『雨』や『勝負師』など代表的な短編を集めた作品集になっているので、とりあえず織田作之助の作品に触れたいという方にぴったりかと思います。

もし作品が気に入れば、『織田作之助(ちくま日本文学全集)』などもおすすめです。織田作之助の作品選びの助けになれば幸いです。以上。