- トップ >
- 小助(こすけ)
小助(こすけ)
「気楽に本を読む」がモットー。好きなジャンルは純文学。文学作品の感想&解説記事、読書アイテムや読書法などメインに執筆。キュレーターとしておすすめ本もまとめています。1994年生まれ。文学部日本文学科卒
「オーディオブック文学チャンネル」のレビューと、要点&オススメ回をまとめました。12人の作家さんのトークはどれも個性があり、面白い話がたくさん聞けました。個人的に一番良かったのは西加奈子さんの第12回で、伊集院さんも阿川さんもたくさん笑いが起こったエネルギッシュなトークでした。
『少年の日の思い出』のあらすじ・解説・感想をまとめています。この作品は、構成やシチュエーション、それからエーミールという模範少年を通して、「ぼく」のサナギ的な人物像が浮かび上げられている物語です。ほとんどの教科書に載っており、日本でもっとも読まれている翻訳文学とも言われます。
写実主義からポストモダンまで、近代日本文学史の概要を分かりやすくまとめました。近代日本文学の主流は「私小説」です。それを批判し乗り越えるかたちで、さまざまな派閥が生まれてきました。文学史を知れば、作品を時代背景の観点からも読めるようになります。
『源氏物語』「夕顔」の簡単なあらすじ&感想、和歌の意味と登場人物相関図までをまとめました。第4帖目となる「夕顔」の間。下の下の品と思われる彼女に、光源氏は惹かれていきます。しかし怪異により喪失。帚木三帖は、光源氏喪失の物語と言えそうです。
『小さきものたちのオーケストラ』のあらすじ&感想をまとめました。「西洋文化に引き裂かれる恋愛」が描かれていくイボ文学。イボの宇宙観(ひいてはアフリカの精霊思想や土着信仰の精神世界)を文学的に示したという点において、アフリカ文学史に残りうる作品です。
ジョゼ・サラマーゴ『象の旅』のあらすじ・感想をまとめています。人生の過酷さや虚しさが、象の旅を通して描きだされる物語。しかし時折、誰かと本当に心を通わせられる瞬間があり、そこには愛が一瞬だけきらめく。ジョゼ・サラマーゴらしい人生観が出ている良作です。
この記事では、0歳児におすすめの絵本を「低月齢児におすすめの絵本」「親子のふれあい遊びにつながる絵本」「動作や発声を楽しむ絵本」の3つのジャンル別に25冊紹介します。また、番外編として寝る前に読むおすすめの絵本も紹介!
『源氏物語』「空蝉」の巻の簡単なあらすじ&感想。和歌の意味や登場人物相関図をまとめています。この巻で特徴的なのは、光源氏が空蝉と間違えて軒端荻と契りを結んでしまうところ。何度アタックしても手に落ちない空蝉の信念などがうかがえます。
『源氏物語』第2帖「帚木」のあらすじ 光源氏:17歳夏(5月頃) 「桐壺」の巻から5年後 「物忌」のメンズトーク 光源氏17歳の夏。ある「物忌(凶日には家から出ずに籠もる習慣)」の日の出来事です。 光源氏は友人たちと夜勤をしながら、理想の女性について語り合っていました。 女の「上・中・下」 光源氏の親友である頭中将は、「女には『上・中・下』の品がある」といいます。 さらに話は、良き妻の条件や、どんな女がいやな女か、などへ移り、男たちは女について語り明かします。 空蝉との逢瀬 その翌日、光源氏は紀伊の守の邸 ...
ここでは『源氏物語「帚木」』で描かれる「雨夜の品定め」でどのような会話が交わされたのか、どんな女性が「上・中・下」なのか、良き妻になる女性はどのようなひとかといった点を解説します。まず語られるのは、女には「上・中・下」の品があるということです。