小説を引用するときの書き方一覧!論文&レポート&ネットまで!

論文・レポート・ネットで小説を引用したい!

この記事では、小説を引用するときの書き方についてまとめています。

ただし、論文やレポートの場合は指導教授によって定められた引用方法がある場合もあるので、きちんと確認はとるようにしましょう。

小説を引用するときの書き方まとめ!

論文やレポートなどで小説を引用する方法は以下の通りです。

  • 短い文章なら「」(括弧)を使う
  • 長い文章なら改行&字下げを使う
  • 引用テクストの原文出典を明記する
  • 引用文献として書く

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.短い文章なら「」や《》などの括弧を使う

まず、論文やレポートの中で短いテクストを引用する場合は、「」や《》などを使います。

具体的には以下のように書きます。

『我輩は猫である』の冒頭は次のように始まっている。《我輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ》。この冒頭は~

論文やレポートの場合、どの作品のテクストを扱っているのかは文脈で判断できるため、その都度出典を明記する必要はありません。

2.長い文章なら改行&字下げを使う

長い文章を引用する場合は、改行&字下げをすることで引用部分であることを明確にします。

横書きですが、具体的な書き方は以下になります。

『我輩は猫である』のテクストは次のように始まっている。

《我輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。》

この冒頭は~

「○○字以上だと字下げを使う」という決まりはありません。見やすいように、4行以上であれば字下げにするなど自分で決めておくと良いと思います。

3.引用テクストの原文出典を明記する

小説のテクストを扱った論文やレポート内で、テクストの引用元を明記することは必要です。

版によっては、旧字や新字、誤字脱字などの違いがあるからですね。

具体的には、

  1. 注を付ける
  2. 引用参考文献とともに引用元を書く

という手順になります。

では、『我輩は猫である¹』の場合はどうだろうか。




(1)本稿における『我輩は猫である』引用テクストには、現代表記である『我輩は猫である』(漱石文学作品集1、一九九〇年、岩波書店)を用い、基本的にルビは省略した。

注に書かず、最後に但し書きとして書いてもオーケーです。

※本稿における『我輩は猫である』引用テクストには、現代表記である『我輩は猫である』(漱石文学作品集1、一九九〇年、岩波書店)を用い、基本的にルビは省略した。

4.引用文献として書く

レポートやネット上のサイトなどでは、小説を引用文献として書くこともあります。

その場合の書き方は以下の通りです。

形式:著者名(翻訳者名)『作品名』出版社,出版年,引用頁

例:川上未映子『乳と卵』文藝春秋、2008年、10頁

特にネット上のサイトであれば、背景をグレーにして引用符を付けることで引用であることをより明確にできます。

「卵子というのは卵細胞って名前で呼ぶのがほんとうで、ならばなぜ子、という字がつくのか、っていうのは、精子、という言葉にあわせて子、をつけてるだけなのです」

川上未映子『乳と卵』文藝春秋,2008年,7頁

引用は自コンテンツではないことを明確にするために法的にも必要なことです。

 

論文やレポートはもちろん、ブログなどの運営の際にも、必ず適切な引用方法で引用しましょう。

+α 引用のミニポイント

原文の間違いは(ママ)を入れよう

引用するとき、誤字や脱字などで原文が間違っていることが稀にあります。

そのような場合は、原文の間違いのすぐ後ろに(ママ)と入れておきましょう。

「そのまま」という意味だと思いますが、これを入れることで、引用者が間違えているわけではないことを事前に知らせることができます。

作品タイトルは二重カギ括弧にしよう

小説の作品タイトルは二重カギ括弧で表すのが一般的です。

『我輩は猫である』といった感じですね。

ちなみに映画やアニメ、漫画の作品などでも、二重カギ括弧を使えば作品タイトルであることが分かりやすいです。

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