太宰治のおすすめ小説9選!前期・中期・後期それぞれベスト3をピックアップ!

太宰治とは?

太宰治(1909~1948)は青森の大地主・津島家に生まれた、昭和初期を代表する小説家です。

学生時代から文学に目覚め、38歳の若さで自殺するまでに、およそ200篇ほどの作品を書き上げました。

ここでは太宰の活動時期を、

  • 前期
  • 中期
  • 後期

の三つに分けて、それぞれの時期に書かれた秀作をランキング形式で紹介します。

太宰治の代表作でおすすめ小説が知りたい!

という方はぜひ参考にしてみて下さい。

太宰治の前期ベスト3!

1位『富嶽百景』

こんな方におすすめ

  • 明るい太宰作品を読みたい人。
  • 構成・内容ともに面白い作品が読みたい人。

1位は『富岳百景』。富士山の描写を通して、主人公の精神的な成長を描いた作品です。

この作品の執筆時期に、太宰は二度目の結婚を控えています。

そのためか、作品にも前向きな明るさがにじみ出ていて、気持ちのよい読後感が得られます。

太宰治に触れてみたいという方におすすめの作品です。

2位『女生徒』

こんな方におすすめ

  • 太宰特有の女性語りの文体に触れたい人。
  • 軽い内容で気楽に読みたい人。

2位は『女生徒』です。

ある女学生の日記を元に創られており、生の声に近いみずみずしさが光る物語になっています。

太宰治は女性の語りがとても上手な作家ですので、ほかの作品とは違った雰囲気を味わうことが出来ます。

軽い文体でとっても読みやすいので、気楽に読みたいという方にもおすすめです。

3位『ダス・ゲマイネ』

こんな方におすすめ

  • 初期の太宰作品に触れたい人。
  • 太宰が描く青春の物語を読みたい人。

3位は『ダス・ゲマイネ』。主人公の恋愛を主軸に置きつつ、悪友との交際が描かれている学生の物語です。

『晩年』は太宰治が初めて出した短編集であり、『ダス・ゲマイネ』はその中に収録されています。

全体的な太宰の活動時期を見ると、最初期の作品と言っていいでしょう。文豪・三島由紀夫も好きだった作品です。

初期の太宰作品に触れたい方におすすめです。

太宰治の中期ベスト3!

1位『津軽』

こんな方におすすめ

  • 紀行文的な小説が読みたい人。
  • 太宰の故郷のことが書かれている物語が読みたい人。

中期のおすすめ第1位は『津軽』です。

『津軽』は、太宰治が生まれ故郷である、「青森県の津軽地方」を旅した、紀行文的な小説です。

津軽の風土や、太宰と関係の深い人々を通して、「太宰治」という人間の成り立ちを描いた作品になっています。

太宰の故郷のことが知りたいという方におすすめの作品です。

2位『御伽草子』

こんな方におすすめ

  • 太宰による昔話のオマージュ作品が読みたい人。
  • 太宰の想像力とユーモアに触れたい人。

2位は『お伽草子』。

防空壕の中で娘に読み聞かせていた昔話をもとに、太宰が想像を膨らませて書いた、昔話オマージュになっています。

  • 『瘤取り』
  • 『浦島さん』
  • 『カチカチ山』
  • 『舌切雀』

の4話が収録されており、そのどれもに太宰らしい脚色が加わっています。

ユーモアのある作品が読みたい人におすすめです。

3位『散華』

こんな方におすすめ

  • 戦争の影がある作品が読みたい人。
  • 太宰の戦争に対する姿勢を知りたい人。

3位は『散華』です。

戦争中に散った若者の姿が、太宰なりの完成で描かれています

太宰にしては戦争のにおいが漂う作品です。

戦争という大きな影に、太宰がどういう姿勢を見せていたかを知りたい人におすすめです。

太宰治の後期ベスト3!

1位『人間失格』

こんな方におすすめ

  • 太宰治の代表作に触れたい人。
  • 長編でストーリーのしっかりとした作品が読みたい人。

後期の第1位は『人間失格』です。

幼少期から大人になるまでの「大庭葉蔵」という人物の内面を描いた物語になっています。

太宰治の代表作として広く知られており、太宰が完成させた最後の長編小説です。

太宰の有名な作品が読みたいという方におすすめです。

2位『斜陽』

こんな方におすすめ

  • 太宰の女性語りで面白い作品が読みたい人。
  • 太宰の人気作品を知りたい人。

第2位の『斜陽』は三人の元貴族の一家が没落する様子を描いた物語です。

この作品がヒットし、太宰は一躍人気作家となりました。

語り・内容・構成ともに面白く、太宰作品の中でも人気のある小説です。

太宰の人気作品を読みたいという人におすすめです。

3位『ヴィヨンの妻』

こんな方におすすめ

  • 熟練した妻としての女性語りを読みたい人。
  • 後期の太宰の雰囲気を味わいたい人。

ラストの第3位は『ヴィヨンの妻』。

若い妻が主人公で、遊び人の夫をもったがために起こる彼女の苦悩や生き方が描かれていく物語です。

映画化もされており、太宰の代表作に挙げる評論家も少なくありません。

この作品辺りから、太宰の陰鬱な空気感が作品に滲んでくるようになります。

後期の太宰の雰囲気を知りたいという人におすすめです。

-まとめ-

以上、太宰治の時期別ランキングベスト3を紹介しました。

ランキング自体は個人的なものですが、どの作品も面白さには定評があります。

気になった本があれば、気軽に手に取ってみてください。

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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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