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小助(こすけ)
「気楽に本を読む」がモットー。好きなジャンルは純文学。文学作品の感想&解説記事、読書アイテムや読書法などメインに執筆。キュレーターとしておすすめ本もまとめています。1994年生まれ。文学部日本文学科卒
今月のピックアップ! 『火守』 劉慈欣 火守 Amazonで探す 楽天で探す リュウ・ジキンによるハートウォーミング小説 『三体』で知られる著者のハートウォーミング小説ですって。『三体』でも男女の関係は優しくロマンチックだったので、今作もそのような雰囲気を楽しめるのでしょうか。期待大です。 2021年12月発売のおすすめ小説 『デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語』 マーガレット・アトウッド デカメロン・プロジェクト ; パンデミックから生まれた29の物語 Amazonで探す 楽天 ...
源氏物語「花宴」の簡単なあらすじ・解説&感想をまとめました。光源氏はこのとき20歳。2月20日頃~3月末の話です。藤壺に付きまとったり、思いがけず朧月夜に出会ったりする光源氏。しかし彼女の父親は右大臣なので、二人の恋路は難しいのです。
『源氏物語』「紅葉賀」の簡単なあらすじ・解説・感想をまとめました。18歳~19歳のころの光源氏。57歳の源典侍と関係を持ったことを、頭中将にからかわれる場面が有名です。ほかにも、藤壺の出産、若紫の成長など、物語の転換点となる部分です。
『源氏物語』「末摘花」の簡単なあらすじ・解説・感想をまとめました。18歳になった光源氏は、高貴な身分でひっそりと暮らす「末摘花(すえつむはな)」の噂を聞き、興味をそそられます。命婦の演出や頭中将との競い合いによって、光源氏はいっそう彼女に惹かれていきます。
『源氏物語』第五帖「若紫」の簡単なあらすじ・感想をまとめました。若紫が藤壺に似ているのはなぜなのか?葵上との口論の内容は?光源氏が若紫と初対面する場面なども解説します。光源氏が18歳、3月~10月頃の話です。
山川方夫『夏の葬列』のあらすじ・解説・感想をまとめました。彼の足どりを「ひどく確実なもの」にしたのはなぜなのか?それは、作中の「二つの死」に関係があります。また、小説内の「白」が表現している範囲や、責任の所在も解説してきます。
ヴィルジニ・デパント『アポカリプス・ベイビー』のあらすじ&感想をまとめています。「レズビアン×階級問題×宗教問題」の物語。愛の喪失をテーマに、現代フランスの問題がティーンエイジャーの少年少女を通して描かれます。
2021年11月に発売されるおすすめの新刊小説をまとめています。今月は少なめで4作だけ。小田雅久仁『残月記』や劉慈欣の『円』、イ・ヒヨンの『ペイント』などが面白そうです。
ウィルジニ・デパント『バカなヤツらは皆殺し』のあらすじ・感想をまとめました。同じ悲しみを背負いつつも、それを決して表に出すことなく、最後まで刺激を求め続けるナディーヌとマニュ。現代フランスに衝撃を与えたデパントのデビュー作です。
ミルチャ・カルタレスク『ノスタルジア』のあらすじ・感想をまとめています。芸術的要素・構成の破壊という構成・人生における充足的な瞬間。これらがよってパイのように織り込まれ、重層化し、最後のエピローグで宇宙の彼方まで弾けてゆく。物語批判のポストモダン的な小説です。